『ある星の汽車』


広い大地を走る汽車。

汽車には、ドードーの紳士、卵を大事そうに抱えたオオウミガラスの夫婦、青いコートを着込んだブルーバック、リョコウバトの団体客など、たくさんの乗客が乗っています。

その中に、お父さんと旅をする男の子がひとり。

男の子は車内をまわって、乗客たちと会話をしたり、つぶやきを聞いたりします。

しばらくすると、汽車が駅に止まり、ドードーの紳士が下車していきます。

その後も駅に着くたびに乗客が降りていき、車内はだんだん寂しくなっていきます。


なんて美しい画だろう。

と、たのしんでいられたのも序盤だけ。

お話が進んでいくと・・・待ってこれってそういう物語なのねと、胸がいっぱいに。


鉛筆だけで描かれたとは思えないほど繊細で立体的で鮮やかな世界。

こんなにも美しくせつない絵本が、他にあるかしら。

話題になるのがとてもよくわかりました。


みんなで、乗りつづけたいね。

どこまでも。


紋佳🐻