『褒められなくても、生きられるようになりましょう』


ついつい「褒められたい」と思ってしまうあなたへ。

「大人の承認欲求」を手放す方法を、一緒に探してみませんか?

暮らしに寄り添う文章で人気を集めるエッセイスト・一田さん。

実は、若いころから「褒められる」ことが大好きだったといいます。

「人から尊敬される人になりなさい」と育てられ、期待に応えようと一生懸命に頑張ってきた日々。

けれど60歳を過ぎ、若い頃のように成果や評価を追い続け、「人にどう思われるか」に神経をすり減らす、生きづらい日々は、そろそろ卒業したい・・・。

でも、これからの人生で、「褒められる」以外に、自分の心を満たすものって何だろう?

右往左往しながらも、「褒められたい」という呪縛をほどくヒントを一つずつ見つけていく、正直で力強い書きおろしエッセイ集です。

誰かの評価に一喜一憂するのではなく、

自分で自分に花丸をつけられる生き方へ―。


『「褒められる」は、最終のジャッジを相手に委ねることになります。頑張って何かを成し遂げたあと、「褒められる」か「褒められない」かは相手次第。
一方で「喜んでもらう」の主体は自分にあります
(略)
「やる」と決めるのは自分自身。だからこそ、「よし、私は私ができることをやった」と自分で自分を認めることができる気がします。
「褒められる」を待つよりも、誰かを喜ばすためにできることを考える。
その変換は、自分の心をより健全に穏やかに保つスキルだと思います。』

他人のジャッジに身を委ねない。

「相手によころんでもらう」の主体は自分。

自分軸でしっかりと生きる。


『そんなネガティブな発想と、私が「褒められたい」と思ってしまう精神は、どこかで繋がっているような気がしてきました。な
つまり、自分で自分にOKが出せないから、他人からのOKが欲しくなってしまうということ。』

ああ、これが痛いほどよく分かる。

どんな仕事も、いつもどこかで不安で。

スタッフの方、お客さまが楽しんでくれているとわかると、とにかくほっとするんです。


各章末におさめられた写真たち素敵なこと。

日常のささやかな瞬間を切り取った、自然光の中で撮影したと思われる薄暗い写真なのだけれど、被写体がどれも輝いて見える。

自分をたいせつにしながら暮らすというのは、こういう、じんわりと幸せを感じる瞬間をたいせつにすることを言うんだろうなあと思いました。


紋佳🐻

読書