『書店に行くとだいたいイイコトが起こる』


積読OK、途中放棄OK。

「毎日新刊本100冊見てる書店員」による1ページから始める読書術。 

読書と書店の“ちょうどいい距離”が見つかる本。

「最近、あまり本を読んでいない」

「本を読みたい気持ちはあるけれど、どこか距離を感じている」

この本はそんなモヤモヤを抱えている方に、まっ先にお届けしたい一冊です。

読書は本来、もっと自由で気軽なもの。

最後まで読まなくても、集中力がなくても、スマートフォンのゲームを触る感覚でページをめくっても問題ありません。


書店員さんの視点から、書店と本との気軽な付き合い方を提案してくれる一冊でした。

「買わなくていい!涼むだけでいいから!お客さんがいるだけで、書店員がよろこびます!」

そんな叫びがとても印象的で、中の人だからこそ書ける言葉に思わずうれしくなるのでした。


『書店の滞在時間が30分以上の人はほとんどいないと思います!
ファミレスで言ったら12時間以上滞在しているレベルです!
それくらい普通の人は書店にいる時間が短いです。
10分でも長い印象なのに30分とかもう書店に住んでいると言ってもいいレベルです。
自分の住民票に書店の住所も一緒に載せたほうがいいです!』

『普通の人が読書関連の情報を仕入れることはほとんどないと思います。
なので読書関連の情報を仕入れている人はもうそれだけで相当な読書家です!
例えば直近の芥川賞、直木賞や本屋大賞のタイトルを知ってたらそれは人気アイドルグループのメンバーの名前と好きな食べ物を全員分言えるレベルのすごさです!』

『書店員はアパレル店員のように積極的に話しかけることができないので、お客様から声をかけられるのをけっこう本気で待っています。
無人島で10年誰にも会えず会話に飢えている人と一緒だと思ってください。』

この言葉選び、例え方のセンス!

必死さも相まって、クスッと笑ってしまいます。


そして私がよく聞かれる「いつ読んでいるの?」という質問に対する、答えが見つかりました!

『読んだページ数ではなく、本を開いた回数が"読書量”になる』

『「まとまった時間が取れないから本が読めない」という声をよく聞きます。(略)ほとんどの人は通勤や待ち時間、寝る前の数分などの「隙間時間」に読んでいます。』

「本を開いた回数が読書量になる」

そう、これだ!

外出時はもちろん、家の中も、本を片手に移動する私のこれが答え。

ああ、すっきり。


ひかえめに挟まれてくるおすすめ本も気になるものばかり。

ああまた積読が増えてしまう。

しかし、それすらもたのしい。

心から書店に行きたくなる一冊でした。


紋佳🐻