『まるごとバナナが、食べきれない』


「わかる!」「あるある!」

“妙齢の女性”たちの共感の嵐を呼んだ『Marisol』連載を、大幅に加筆・改稿。

待望の単行本化!

退屈な食卓に、ひと匙のユーモアを。

本当は受け継いでいきたい「大久保家の味」。

酒の力を借りてぐいぐいアピールしてきた若かりし日の恋。

大福の皮とあんこを分け合う、相方・光浦さんとの関係。

OLと兼業だった自分を育ててくれた『めちゃイケ』の思い出―

体力・食欲・性欲・・・いずれも減退していく40代から50代へ。

大久保佳代子の半世紀を食の思い出とともに、等身大の飾らない文章でユーモラスに描いた、妙齢女子たち大共感のエッセイ42本。


大久保さんが42歳から50歳までの8年間、連載されていたエッセイと書き下ろしをまとめた一冊。

各エッセイのタイトルもインパクトがあるのだけれど、サブタイトルが秀逸で毎回楽しみでした。

・『嫁に行けないのはきっと、仕舞い忘れたお雛様の呪い』
・『“映え”とは無縁の人生。写真は“記憶”と“記録”専用』
・『銀行は残高確認しほくそ笑む。預金通帳は妙齢女子の安定剤』

どれもリズムが良くて、言葉選びのセンスが抜群で。

(ねえ大久保さん、短歌やりません!?)

と、ひとりワクワクしてしまいました。

間違いなく良い短歌を作られると思うの。


『20代、私が初めて付き合った彼はお金はないけど男気だけはある昭和の男で。
日雇いバイトで一日働き、そこで稼いだお金を握りしめ、ニッカポッカのまま焼肉に連れて行ってくれるような人だったんですよ。』

こんな書き出しができるのも大久保さんらしくて、味わい深くてたまらない。

そのまま一人芝居が始まりそうな高揚感があります。


お酒の失敗エピソードには、とても勇気をいただき救われました。

そうですよね!

そんな日もありますよね!

ありがとうございます!!!


大親友のいとうあさこさん、たんぽぽ・川村さん、椿鬼奴さん、森三中・黒沢さん―

登場する女性芸人さんたち、みなさんキュートで。

笑えてほっこりするエピソードの数々に、こころがふんわり、軽くなるのでした。


#まるごとバナナが食べきれない

#大久保佳代子


紋佳🐻

読書