『日本のかご えらぶ・かう・つかう』


「かご」って愛おしい! 

バッグや物入れ、キッチンツールといった暮らしの道具から、花かご・鳥かごの工芸品まで、日本各地で作られた美しいかご250点が大集合。

素材、編み方、かたち、用途・・・その多彩さには目を瞠ります。

カリスマたちの素敵な使いかたや産地ルポ、ショップ情報も充実。

「かご好き」を満足させる待望の一冊!


竹や笹、ヤマブドウやクルミ、アケビなど、その土地の植物を使い編まれた籠たち。

機能的で、美しくて、どの籠も見ていて惚れ惚れしてしまいました。


エレナのイベントで初めて訪れた大分県は、日本でも最大の真竹の産地で、素晴しい籠が多く作られているのだそう。

別府温泉に訪れた湯治客が滞在中に使用するために広まった竹かご、そしてその湯治客たちが大分の竹細工をお土産に買って帰ることで、大分の竹細工が、地場産業としての地位を確立していったのだとか。

また大分に行きたい、と思っていたのですが、目的がまたひとつ増えました。

高くてなかなか手の届かない籠たちですが、年に何度もないような旅先で一目惚れしたときには、思いきってお迎えしよう、という決意を新たに。


先日友人から「光原社のくるみクッキー」をもらい、暮らしの道具や民芸品が扱われているお店であると聞いてから、ずっと行ってみたいなあと思っていたのですが、

籠を扱うお店として、この本でも、まず光原社さんが紹介されていました。

東北の籠が数多く揃っているそうです。


また、谷中松野屋さんは、日暮里駅から徒歩3分だそうで、今度仕事の帰り道、時間があるときに立ち寄ろうと思います!


竹は伐採してもどんどん生えてくるし成長が早いので、木工品よりも自然環境にやさしい、というエピソードにも、ますます竹細工(その他工芸品)への興味が深まるのでした。

籠、愛おしいですね。


紋佳🐻

読書