『心療内科医が教える本当の休み方』


大反響!
発売1か月で3万部突破!!

●いつもだるくて重い
●やる気がでない
●パフォーマンスが安定しない
●つい頑張りすぎちゃう
●自分の時間がなくてつらい
●仕事のプレッシャーがきつい
●人と会うと疲れてしまう
●会社に行きたくない

そんな時に!

「日々の疲れが抜けない」
「ストレスを抱え苦しんでいる」
「休職を考えている」
「つらくて動けない」

そんな人々を長年サポートしてきた鈴木裕介医師が、【本当に心と体を回復させる】休み方を教えます。


『1950年代、アメリカのホームズとラーという研究者が「ライフイベント法」という画期的な測定法を開発しました。
これは、「結婚」というイベントに対するストレス値を「50点」とし、それを基準に0~100点の範囲で、それぞれのイベントをこなすのにどれだけエネルギーを用いるかを評価するというものです。(略)
ここで、注目すべきは、「結婚」「妊娠」「夫婦の和解」「(昇進も含めた)職位の変化」といった、一般的にポジティブと思われるライフイベントにも高い点数が設定されているということです。
なにも、「結婚は人生の墓場である」などという皮肉の話ではありません。
ポジティブな変化であっても、体調を崩す理由となる。
つまり、「変化とは、すべからくストレスである」ということなのです。』

この考え方は、目からウロコでした。

ポジティブな変化さえも、ストレスである・・・。

『ですから、たとえ刺激ややりがいがあったとしても、環境が変化したときは、心身に負担がかかっていることに自覚的である必要があります。
むしろ、ポジティブな変化こそ、ストレスに気づきにくく危険であるとすらいえるかもしれません。』

楽しいこと、やりたいことを主にやっている自分も、時々床に倒れ込んだまま起き上がれなくなることがあり、それって何て贅沢な悩みなんだろうと自己嫌悪に陥ることがよくあるのですが、ポジティブな変化も、ストレスであると知ることが出来て、ちょっと安心しました。


『結論からいうと、自然で健全なものには、ゆらぎがあります。
安定とは、状態が固定していることではありません。』

『つながる相手は人じゃなくていい』

『誰にも会いたくないときは、会わなくていい』

グッとくる言葉に、たくさん出会えました。


若者の間で、「むかつく」ではなく「むなしい」が多用されるようになったのは、「ダウナー」が増加傾向にある時代の現れであるというのも、興味深い考察でした。


6つのチャンネル(BASIC Ph)を利用したコーピングについてのパートでは、読者それぞれが、自分が当てはまる属性はどこかを分析することで、自分を穏やかに保つ方法を考えられるように。

知識を与えるだけでなく、各々に応用するちからを授けてくださる、素敵な本ですね。

前著『我慢して生きるほど人生は長くない』も、よくお見かけするベストセラー。

そちらも是非、拝読したいと思います。


紋佳🐻

読書