『言語オタクが友だちに700日間語り続けて引きずり込んだ 言語沼』


\発売前重版決定!!/
登録者数18万人超! 大人気YouTubeチャンネル「ゆる言語学ラジオ」初書籍!

第3回JAPAN PODCAST AWARDSにおいて、ベスト ナレッジ賞とリスナーズチョイスのW受賞を達成!
ニッチな内容であるものの身近なテーマを深掘りしていきます。

*言語の面白さは、フェルマーの最終定理と同じ

*「やまかわ」と「やまがわ」の違い

*ロボット犬aiboは1体?1匹?

*「あかさたな」と声に出して気づくこと

*「えーっと」と「あのー」は違うもの

*言語習得のてがかりはオノマトペ?

*1文字に人生を賭ける学者

*「を」のニュアンス

など

あなたも言語沼にハマること間違いなし!


言語学オタクの水野さんと、その話を聞く言語学素人の堀元さんが、対談形式で、言語に関する様々な特徴・法則について話していく一冊。


音象徴(おんしょうちょう)について、初めて知りました。

音が表すイメージは、言語の壁を超えて世界共通なんだそう。

「い」の母音が使われがちな「小さい」、「litte」、「mini」・・・
「あ」や「お」の母音が使われがちな「大きい」、「large」・・・

い、え、あ、う、お、の順で、大きさのイメージが広がっていくのは、日本語だけじゃない、という母音の話から始まって、

子音から感じられるイメージは、まだ言語未習得の3歳児でも使い分けられる(存在しないオノマトペを雰囲気で理解できる)などなど。

ひゃー面白い。


「山を登る」、「山に登る」、
「乱世を生きた」、「乱世に生きた」・・・

「を」の話も面白かった。


ネイティブが無意識に使い分けている法則を、理論的に整理されるの、嫌いじゃないです。

そういうのが好きな人は、ぜひ読んでほしい。


〈喫茶店で辞書を一緒に読み合う彼女が欲しいとひっそり願っていたが、当時気になっていた女の子からは「水野って、『広辞苑』と付き合ってるんでしょ?」と言われた(名誉のために言っておくが、自分は『広辞林』派だった)。〉

え、私そんな彼氏欲しいんですけど・・・!

既婚でなければ、『ワーワー』声を大にして言うのに。笑


言語学を履修していた当時に、もっともっと沼っておけばよかったなと、今になって痛感させられたほど、魅力的な本でした。


紋佳🐻

読書