『つらいから青春だ』
韓国・ソウル大学で学生に「最高の先生」と絶賛される人気教授による記録的ベストセラー。
韓国出版史上最速でミリオンセラーを達成し、世界10ヵ国で発売累計270万部(2013年4月現在)を突破している。
大学で教鞭をとりながら多くの学生の悩みに接してきた著者が、誰しも経験する青春特有の苦しみを少しでも和らげ励まそうと書いた若者たちへのエール。
青春時代とは悩んであたりまえの時期、もっと悩んでいいのだと、自らも通過してきた道を振り返りながら、その季節の意味と今やるべきことを教えてくれる。
教育者として、人生の先輩として、親として、20代の若者たちや我が子に向けて書いたという、厳しさと愛情が詰まったアドバイスが並んでいる。
「ゆるコンピュータ科学ラジオ」で、堀本さんが引用していた本。
(「ゆる言語学ラジオ」もそうだけど、堀本さん、水野さんは、本をたくさん紹介してくださるのでうれしい)
主に韓国の大学生たちに向けた、進路・就活について温かいエールが綴られています。
自分は小4から声優になるという夢が変わらなかったので、大学には行かせてもらったものの就活はしなかったし、進路に悩むこともなかった。
でも、子どもたちのことを考える親目線で読むと、とても学びのある一冊でした。
子離れできない親、そしてその子どもを待ち受ける未来の、なんと不安定なことか。
『Read&Leaderのキム・ミンジュ代表は「旅とは社会的な臨死体験だ」と語っている。(略)
旅はあるめん、死と似ている。』
本文とは直接関係がないのだけれど、この「臨死体験」という言葉が、すとんと私の中に落ちました。
昔住んでいた場所を、ストリートビューで眺めたりすると、新しいお店に変わっていたりする、その「変化にあてられてしまう感じ」はまさに、「臨死体験」なのだと。
Eテレにもご出演されているキム・ナンドさん。
決して偉ぶらず、どこまでも学生たちの将来のために思いめぐらせる、素敵な大人だなと思いました。
紋佳🐻
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