『誰かが嘘をついている』


放課後のベイビュー高校で、5人の生徒がルール違反の罰で理科室に招集された。

だが、そのなかの一人サイモンが突然苦しみだし、病院搬送後に死亡する。

死因はアレルギーのアナフィラキシーショックで、警察は事件性があるとみなす。

ほかの生徒は全員が彼のアレルギーを知っていたうえ、彼に秘密を握られていた。

男女4人の生徒がそれぞれ一人称で順繰りに事件について語っていくが……。

誰が、何を隠しているのか?

必読の現代本格ミステリ!


謎解きミステリと青春群像小説の融合作!

ゴシップに沸き立ち人生を左右される高校生たち、それぞれの目線で物語が進んでいく大作で、『ゴシップガール』を1シーズン・・・いや2シーズン見終えたくらいの読了感でした。


最終的な犯人に関しては、(んーそこかぁ・・・)と少しだけ残念な気持ちに。

もっともっと残酷な裏切りや、ドロドロとした人間関係を望んでしまうのは、私の悪い癖ですね。


青春群像ドラマに、いまいちピンと来なくなってきたなんて、私も歳をとってしまったなあと、それだけは確かに感じたのでした。


紋佳🐻

読書