『ありえないほどうるさいオルゴール店』


一軒のオルゴール店で起こるミラクルなお話の短編集。

ひとつひとつのお話に、涙し、あたたかいきもちになって。。

ラストは、描かれていない人物たちのあかるい未来まで『予感』できて、鳥肌がとまりませんでした。


途中、『音に敏感』な子が出てきて。

「すきな音と、きらいな音」があって、きらいな音にストレスを感じてしまって辛そうな姿に、深く共感。

わたしも、祖父の「咀嚼するときに鳴る入れ歯の音」が気になってイライラして、食事どころではなくなるという時期がありました。

(でもおじいちゃんのことはだいすきだし、本人も悪気があって出している音ではないから・・・余計に辛くて。)

作品の中のその子は、『聞きたくない音を聞かないようにする』技術を身につけていくのですが、

わたしにもそのスキルがあったらなあと、切実に思います。。


ひっそりと佇むオルゴール店が、なぜ『ありえないほどうるさい』のかは、読めば、わかります。

ぜひ、お読みください((( *´꒳`* )))



紋佳🐻

読書