『もやもやしたら習慣かえてみたら? 37人が大切にしているルーティン』


「暮らしのおへそ」から生まれた、習慣を変えるヒントが満載の一冊!

人生の舵をぐっと切ることは、なかなか難しいけれど、いつもの習慣を変えてみることなら明日からできます。

「このごろ、なんだかつまらないなあ」

「何かがうまくいかないなあ」

ともやもやしたら、この本でご紹介した37人の方のルーティンを参考に、毎日の小さな習慣を見直してみるのはいかがでしょう。

どんなにささやかな習慣でも、きっと明日を変え
る力があるはずですから。


「暮らしのおへそ」過去35冊からピックアップされた、経歴も、暮らしのスタイルもばらばらな人たちのいい話の数々。


『ふきんをたたむ。
ピシッとたたんで角を合わせて。
「今、目の前にあること」を一生懸命やれば
それは、きっと自分の力になる』(石村由起子さん)

過去の失敗にクヨクヨしたり、未来への不安でモヤモヤしたりするよりも、「今」を一生懸命見つめる。

そんなふうに、その瞬間の自分に誠実な人生を送れたら、きっと、過去さえも、未来さえもこわくない、と励まされます。


『子どもに満月がお小遣いの日、といえば、毎晩夜空を見上げて、月の満ち欠けを見守るようになります。日常と宇宙がつながるんですよね。』(林のり子さん)

これは、素敵!

月を見つけるのが好きな我が子(と、月の満ち欠けをカレンダーで毎朝確認する自分)にも、ぜひこのやり方を取り入れようと思いました。


樹木希林さんの言葉も。

『世の中には、ばあさんがいっぱいいるじゃない?でもばあさんは、自分がばあさんだとは思っていないのよ。女優はね、"ばあさん"を演ろうとするの。
私は私のまんま出ている。ただ、たいけいとか、座り方とかはまわりにお手本がいっぱいいるから真似したけれどね。
演じるっていうのは、頑張るってことじゃない。そこに"いるだけ"になれればいいわねえ。』

・・・痺れます。


また、同じく俳優のもたいまさこさんの言葉は、とてももたいさんらしくて。

『わからないなら、わからないままにしておく。
大切なのは、わからないことを忘れないこと。
心で温め続けた時間が、いつかどこかで答えを拾い上げる力になる。』


どの方の習慣、考え方にも共通しているのは、「自分と向き合う時間をたいせつにする」ということでした。

失敗しながら、試行錯誤して、自分が心地いいと思える暮らしを、人生を送れたら、それが何よりの幸せなんだろうなあと思います。


紋佳🐻

読書