競馬の世界は、奥が深い。


お馬さん好きのお姉様に引率していただき、行って参りました大井競馬場。


施設はとてもきれいで、授乳室もあり、家族連れにもやさしい空間でした。


馬を見るっていうけど、そんな、素人が見て分かります?・・・って思っていたけれど。

体格とか、歩き方とか、毛並みとか、挙動とか、素人ですら色々と感じる「個体差」があって、見ているだけでも楽しかった。


普段は、ナレーションなどの原稿を挟むために持ち歩いていているバインダーが、競馬好きに刺さりそうな機能性を持ち合わせていたのは大発見でした。


誘導馬っていうお馬さんがいることも初めて知りました。

女性の騎手さんで、かっこよかった。

他にも、突然のトラブルに対応するためにコース脇で控えている車がいたり、

「発馬機」と呼ばれる移動式のスタートゲートを動かす働く車があったり、

コースを整備するための車がいたり・・・

いろんな人、馬、車が、それぞれの仕事をプロとして全うして魅せてくれる、一種の『ショー』なのだなと、思い知らされました。

とっても、楽しませていただきました。


大井競馬場オリジナルクラフトビール「スターライト」も、美味しかった!

いろんなお店でビールともつ煮を売っていたので、食べ比べてみたくなりました・・・。

(サッカースタジアムみたいな)


こんな可愛いカフェメニューもあるんですね。

美味しそうな食べ物・飲み物がいっぱいで、目移りしちゃう。

「うまハイボール」も呑みたかったなあ。


立会川から歩いて向かったのですが、駅周辺の商店街がまた良くて!

美味しそうなコーヒー屋さんから、良い味を醸し出している居酒屋さん、お惣菜屋さんに八百屋さんなどなど・・・

子育てが一段落したら、こういう商店街でお茶して、呑んで、近くのビジネスホテルに泊まるような旅がしたいなぁと思うのでした。

当時土佐藩の屋敷がこの辺にあったそうで。

坂本龍馬が19歳の時に住んでいたゆかりの地ということで、坂本龍馬の銅像が置いてあったり、「ぜよ」口調のお馬さんがいたりするそうです。



その昔、ボートレースの会場で、イベントスタッフとして働いていた時期があるのですが、ボートレースは、あったとしても、券を買う→レースを見るくらいの移動距離。

一方で競馬場は、「パドック」(出走馬の下見をするところ)と、「馬場」(レースを行うトラック)を、行ったり来たり、行ったり来たり・・・

え、いそがしー!そして、運動になるー!

スニーカーを履いていって正解でした。

呑んで食べていたら、プラマイゼロだけど。笑


最初は、「好きな名前」(シスターアクトとか!)、「ピンク色」(ジニー色!)に賭けていたものの、途中から、『きちんとお馬さんを見る』、『オッズを見る』、『騎手の方の名前を見る』、『馬の体重の増減を見る』なんてことに手を出し始めたら、面白さが増してきました。

引率してくださったお姉様なんて、『馬場の状態』や、『最近の成績』、『どこから来ている馬で、いつぶりのレースなのか』等々、それはそれはたくさん考えていらっしゃって。

そりゃ20分やそこらで決められないわ!
前日の夜に予想してから臨むわけだわ!

と、その本気度に痺れました。


新米ジョッキーさんたちが、どうやってレースに出してもらっているかとか、

一流の騎手さんは、どうして強いのかとか、

一つの怪我で、競走馬生命が絶たれる可能性があるお馬さんの話とか、

人間にも、お馬さんにも、たくさんのドラマがあるのだなと、知らない世界(それも壮大な!)を前に、感服しました。


子連れやカップル、色んな人が訪れている競馬場。

ちょっと・・・いや、かなりイメージが変わりました。

え、面白い!

ビール美味しい!

また行きたい!


家が競馬場から遠くてよかったなーと思わずにいられない帰り道です。


紋佳🐻🐴