『イカイノ物語 ファイナル』を拝見しました。


『フランケンシュタイン』で共演させていただいた、澤山佳小里さんご出演の舞台『イカイノ物語 ファイナル』を拝見してきました。

両国にあるシアターXにて。


「親戚どうしでわいわい談笑している空間」に、とにかく笑いっぱなし。

エネルギッシュでスピード感あふれる関西弁の応酬には、思わず
「あ、私、言語の違う舞台を観てる・・・!」と感激しました。

言葉が全部、「外に向けたベクトルで飛んでる」感じ。

普段、テレビで観ている「お笑い」でしか、関西弁に触れる機会がないので、(日常生活で使うとこんなに賑やかなんだ・・・)と。

時々、やりとりを「自分が使っている言語」に置き換えて想像してみたりもしたけど、全然ちがう。

いいなあ関西弁(関西弁にもいろいろあるでしょうけども笑)、
息をするように「どついたろかー!」と叫ばれても、最後には愛おしささえ感じて。
(初めはちょっとビックリしました。笑)

あの言葉で、思い切り喧嘩したり、本音をぶつけ合っているからこその、あの家族の絆なんだろうなあって。

「在日」を扱った作品で、ときどき朝鮮語も勉強できた脚本だったけど、

それに加えて、「関西」との文化の違いも感じることが出来て、

ほんと、民族とかじゃなくて、「同じ人間」として、たいせつにしたいものって共通してるなあと、しみじみ感じ入ったのでした。



開演前、自分の指定席に座ろうとしたら、となりのマダムに「あら、間空けて座るんじゃないのね」って驚かれてしまってそわそわしてたのですが、

終演後、そのマダムが「よかったわねぇー!」と話しかけてくださって。

「はいっ!!」と感動を共有させていただきました。

1999年の初演からご覧になっている常連さんで、
「みんな歳とったわねぇ〜」って。

「あ、私初めてで・・・」って言ったら、

「あら、そうなの!よかったでしょ!?」と、まるで自分の推しを紹介したいファンのようなオーラ全開で、作品の歴史についても教えてくださったのでした。

お客さん同士もまるで「親戚どうし」のような親しみやすさを感じてしまうような、そんな素敵な作品でした。


ああ、はちさん可愛かった、、!

衣装も素敵だった、、!

アコーディオンもさすがでした、、!


二日連続で素敵なお芝居に触れて、
(ああ私も芝居したいなあ〜)とうずうず。

それくらい最高でした。

もう3回くらい観たいなあ・・・。


紋佳🐻