『のだめカンタービレ 1~4』


カプリチオーソ(気ままに気まぐれに) カンタービレ(歌うように)不思議少女・野田恵(のだめ)の奇行を見よ!クラシック音楽コメディ!


クラリネット吹きのお姉さまに、「よかったら読みませんか?」とオススメされ、4冊ずつお借りしているのだめ(全巻読むぞキャンペーン!)。

たぶん最初の何冊かは読んだことがある気がする・・・(くらいの記憶)。

改めて読ませていただきます!


価値観も生活環境もまるで違うのだめを、なぜ千秋がすぐに受け入れていけたのか・・・という理由は、第一巻のかなり序盤で書いてあったのだなと、改めて。
(敬愛する師匠に似たものを感じていたんですね)


そもそものだめというキャラクターに対して、十数年前に高校の部室で読んだときに抱いたのとは、また違う印象を抱きました。

当時は、

「天然でドジっ子、打てど響かない、イロモノ」

といった浅い印象(酷い言い草)しか無かったのに、いま読むと、

「人の悪意に対する鈍感力のつよさ、ポジティブな言葉で相手を手玉に取る無邪気さ、酷いあしらわれ方をしてもめげない思い込みの力と雑草のような生命力・・・」

いや、この人、凄いな!とすっかり感心してしまいました。


架空の組織や団体、商品名がいつも楽しくていいですね。

ブラックホール(大学のホール)とか、押売新聞(新聞社)とか。笑


細かいネタが台詞にも絵にもたくさん散りばめられていて、そういう遊び心満載なところが、この作品を大ヒット作品に押し上げているのだろうなと思うのでした。


紋佳🐻

読書