『愛するよりも愛されたい 令和言葉・奈良弁で訳した万葉集①』


8刷10万部の大ヒット万葉集!
フランスの新聞で大特集!!
日本のテレビや新聞でも話題沸騰!!

1300年前に奈良で生まれた万葉集を、現代の奈良弁で訳した本。
気難しそうな万葉集も、これなら読めるかも?!

全国の中学校の先生からもご好評いただいています。


気になっていたこちら。

読んでよかった、面白すぎる。

万葉集1番目の歌からはじまるのですが・・・

『ねぇねぇ、そこの山菜摘みのお嬢ちゃん!
素敵なカゴとハサミもってはるねぇ
おうちはどこなん? 名前も知りたいわぁ 教えてよ
教えてくれへんのやったら僕から いおうかな?
ヒント「僕は総理大臣とか任命できる人です」』

右側のページに、現代の「奈良弁」の訳が、原文より先に乗っているから、取っ付きやすい。

左側のページには、原文と補足等。

『万葉集は、天皇が民間人に恋をする歌から始まります。それも一目惚れして、ナンパをする歌です。』

いや、面白すぎる。


他にも、

『ますらをや 片恋せむと 嘆けども
醜のますらを なほ恋ひにけり』

なら、

『イケメンの俺が
片想いなんかするかよw
っていってたけど
したわwww』

だし。

古典を純粋な気持ちで愉しむことのできなかった10代の頃の自分に、そっとこの本を渡したい。

ああ、悔しい。


令和言葉(と呼ぶのね)には、少々置いていかれましたが、読めば読むほど、「奈良弁」が愛おしく感じられ、すっかり奈良弁ファンになってしまいました。

Amazonの書籍ギフトランキングで第2位なのもわかる、誰かにプレゼントとして贈りたい一冊。


紋佳🐻

読書