生まれました!


19日午後9時。

助産師さん「眠れるくらいの痛さですかね?」

わたし「・・・はい!」

助産師さん「じゃあ寝ちゃってください」

わたし「え、いいんですか?陣痛間隔を狭くするために運動とかしなくても」

助産師さん「慌てずに体力温存して、明日がんばりましょう!」

というわけで、寝ることになり、寝たり起きたりを繰り返しながら・・・

日付が変わって20日の午前2時、トイレに立ったあと、痛みの強さが増しました。

眠れないほどの痛み(相変わらず5~6分間隔)に、2時間ほど耐えたあと、4時頃にナースコール。

陣痛の間隔は狭くならないものの、子宮口の開きは8cmに!

「よく進んだね、大丈夫、これは生まれるよ」

慌てて鳥さんを呼びだして、そこから子宮口が全開になるまで陣痛室で闘います。

この頃になると、痛すぎて自分で陣痛アプリを操作できず、「きた!」「とめて!」と合図を出し鳥さん(夫)に操作してもらいました。

様子を見に来る助産師さんに陣痛間隔を聞かれたときに、鳥さんが把握してくれていたのは助かりました。


朝8時、「9cmだけどもう分娩室行っちゃおうか!」

ついに移動、、!!緊張します。

ところが陣痛間隔は2~3分からなかなか進まず。

破水していなかったので、赤ちゃんを包んでいる羊膜を人工的に破る。するとそこから陣痛間隔は一気に狭く!

「全開ですね」の言葉に救われ、あとはいきむのみ、、!!


助産師さんのアドバイスをよく聞きながら、ちからを入れる場所や姿勢をいろいろ試しながらいきんでいるうちに、30分くらいでコツを掴む!

「それってどういう意味ですか!?」とか、「これはどうしたらいいですか!?」とか、聞きたいことをズバズバ聞いていたら

「初産なのに冷静だね〜」と笑われました。

どうやら私は、必死になると冷静に見えるタイプのようです(笑)


そして無事に・・・生まれました。

10時31分

3,374gの男の子です。

生まれた瞬間は、ほっとしたのと、うれしいのと、痛みを乗り越えた先の幸福感に涙が止まりませんでした。


カンガルーケアで、生まれたばかりの赤ちゃんを胸に乗せてもらったとき、その小ささに、温かさに感動。

徐々に開いていく目・・・

「お疲れさま。がんばったね」

と声をかけたら、まぶしそうに声のするこちらを見上げた赤ちゃんと、

ばちっ!

と目があったのがわかり、そのあと微かに「にこぉ」って笑ったのが、たまりませんでした///

(僕がんばったでしょ。ママもお疲れさま)

って、言われた気がして・・・😭



進んだり戻ったりする赤ちゃんをいきみで押し出す作業は、ゴールの見えない、途方もない大仕事で、何度も心が折れそうになりましたが、その度にみなさまからいただいた応援メッセージを思い出し、励まされました( *´꒳`* )

本当にありがとうございました!



好きな仕事をしていて、趣味を謳歌していて・・・出産なんてあまり考えていなかった私でしたが

以前、

「将来の夢は?」と尋ねたとき、

「子どもを授かって、幸せな家庭を築くこと」

という答えが鳥さん(夫)から返ってきた時、

(ああこの人の夢を叶えられるのは私しかいないんだなぁ)と、妊活することを決意。

ようやく鳥さんの夢を叶えるスタートラインに立てました。


でも、「妊活しよう」と決意したのは夫の言葉がきっかけだったけど

いまは彼の夢が私の夢でもあります(*^^*)

私を「母」にしてくれた夫に感謝。

私たちのもとにやってきてくれた息子に感謝して。

家族みんなで、楽しいこと、大変なことを乗り越えて、成長していけたらいいなあと思っています✨



そう、私の物語はまだ終わっていない。

新しい物語がまた・・・はじまるの!



紋佳🐻👶🐣🐰