『おしゃれ手紙』


都会に住むイラストレーター大橋と黒姫山麓に住む絵本作家柳生とが交わした楽しい往復書簡。
シンプルで素敵な暮らしかたを楽しい絵と文で綴る。


おふたりともだいすきな私ですから、そのお手紙のやり取りに胸ときめきました。

『生活が豊かになったので、私たちは欲しいものを簡単に手に入れていますよね。よく見るとそれらの内容の薄っぺらなこと。
たくさんの人がものを欲しがるから量産になってしまうし、手ごろな値段にするために手をかけません。
薄っぺらは当たり前だけど、そんなもので生活を埋めていると、
気持ちまでも薄っぺらになってしまいそうです。』

都会に住む大橋さんと、長野県の山中に自給自足で暮らす柳生さんと、
場所はちがえど、暮らしに対する感覚が本当に近くて、面白かった。

『簡素で実用的な美しさのあるもの』
私もすきです。

ものが豊かすぎるのもこころが貧しい。
足りないくらいがちょうどいい。

それが充たされて暮らすってことなんだと思います。


紋佳🐻

読書