『なるべく働きたくない人のためのお金の話』


『年収90万円で東京ハッピーライフ』著者の、2年ぶり最新刊!

弱い私たちのため究極の「節約術」。

「多動力」なんてないし「私たちはどう生きるべきか」と考えるうちに気がつくと昼寝になってしまっているような、そんな弱い私たちの「生存戦略」。
著者が隠居生活の中で、お金と人生についてゼロから考えた記録。

将来に不安や心配を感じる人へ向けた、もっと楽に生きるための考え方がこの1冊に詰まっています。

巻末対談:鶴見済×大原扁理「豊かさって何だろう?」


『はじめに明確にしておきたいのですが、お金について考えるとき、「自分がどうありたいのか」という問題を避けて通ることができません。というか、もっと正確に言うなら、お金のことは、「自分がどうありたいのか問題」の一部でしかない、という気がします。』

この前置きは、大原さんのご著書を既に2冊読んできた私には、かなりしっくりきました。

お金とは、自分の理想の暮らしを共に支えてくれるパートナーである、という感覚ですね。

お金があるから豪遊生活、
お金が無いから節約生活・・・ではなくて、

こういう暮らしがしたいから、そのためにはいくら必要か、という順序。


『騙したり盗んだりするのはいつも人間のほうで、お金はそんなことは絶対にしません。』

この言葉、特に好きでした。

お金に対して、「恐い」とか「不安」とか、ネガティブな感情ばかり抱いていたけれど、お金は悪くない。

悪いのは、お金で悪さをする、お金に踊らされている人間。


お金に対する感じ方が変わるので、大原さんの文章、好きです。


紋佳🐻

読書