『ママ、生まれる前から大好きだよ! 胎内記憶といのちの不思議』


胎内記憶を研究し、診療にいかす著者の周囲で起こった不思議なドラマをとおして、出生前記憶やこの世に生まれる意味などを語っていく。

これから赤ちゃんを産むお母さんはもちろん、生きる意味を見失いそうになっている人たちにも読んでいただきたい1冊。


「産む前に読みたい!」と思って手にして、滑り込みで読み終えました。


お腹の中にいるときの記憶(胎内記憶)のお話から、お腹に授かる前の記憶(中間生記憶)まで。

科学的には証明できないけれど、

なぜか『話したことのないエピソードやその時着ていた服・いた場所』のことを言い当てる子どもたち。

本当にお空から見ていて、『このママにしよう』と選んできてくれているようで、あたたかい気持ちになります。


「優しそうで、かわいいママを選んだ!」と言う子もいれば、

「ママが寂しそうだったから、そばにいてあげたくて来たんだよ」と言う子も。

お腹の中に授かる前から、子どもたちには個性があるんですね。


『さらに、赤ちゃんに伝わるのは、ぬくもりと声だけではありません。
お父さんがおなかに手を当てて赤ちゃんに話しかけると、お母さんは幸せな気分になります。
このときβエンドルフィン、別名「幸せホルモン」が分泌されて、それは胎盤を通して赤ちゃんにも流れ込むのです。
すると赤ちゃんは「お父さんの声が聞こえる」イコール「幸せな気分になれる」という情報を受け取ります。
それは、すばらしい勢いで神経回路を伸ばしつつある脳にしっかりと刻まれ、「お父さん」イコール「大好き」と、インプットされます。』

父親の声が聞こえている時に、お母さんが安らいでいるか、はたまたイライラしているか、は、赤ちゃんにしっかりと伝わってしまうそう。

生まれた直後に、『赤ちゃんを抱っこしても泣き止まない』パパさんは、妊娠中に、ママとよく喧嘩をしたり、安らぐような時間を一緒に過ごせなかったというケースがあるのだとか。

・・・赤ちゃんには、お見通しですね。笑


紋佳🐻

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