昔の相棒とのお別れ。


高校時代から、哲ちゃん(息子)が産まれるまで吹いていた相棒を、お嫁に出すことにしました。


全く吹かないし、ほこりを被ったままで置いておくくらいなら、と一念発起。


購入した楽器店の社長が、楽器を触りながら「うん、頑張ったねぇ」と言っているのを横で聞いていて、泣きそうになりました。


この子がいたから鳥さん(夫)にも出会えた。

たくさんの思い出を、ありがとう。

お父さん、買ってくれてありがとう。


でね、いざお金と交換してもらって帰宅してから、突然の後悔に襲われました。

本当に手放してよかったんだろうか・・・

いまの相棒を修理に出している期間に吹いたりしない?

子どもたちが大きくなったときに、「私が高校生の時にじーじに買ってもらったんだよ」って見せたりしない?

長く愛用した楽器を手放すという経験が初めてだったのですが、こんなにも喪失感があるものなんですね。

楽器ロス。


でも、後悔し始めて泣きそうになっている私に、鳥さんが、「手放して大丈夫だった」って、上のどの質問にもNOと言ってくれて。

自分を納得させることができました。


いつもやさしくて、穏やかだけど、私が迷ったときにはきちんと意見を言ってくれる。

この人と一緒になれて、本当によかった。

と思えた出来事でもありました。


紋佳🐻