『それでもしあわせフィンランド』


フィンランド人と結婚してヘルシンキで暮らし、子供も育て、家も買い、ローンも背負い、定職にもつきました。

そろそろネタ切れ?

まだまだ面白ネタだらけ!

サウナで会議、おやつはカロリー爆弾、男女平等すぎ、お酒が好きすぎ、離婚しすぎ!

住めば都か、はたまた地獄か。

それでも幸福度NO.1の魅力を考える、大人気本音エッセイ第四弾!


『ちなみにこういうフィンランド企業の、依頼されたはずなのにしれっと遅れる、または品質の低いものを納めてくる、という場面には今年、嫌気がさすほど遭遇しており、そのたびに「それなら夏休みなんていらねぇ・・・・・・!」と怒り狂いたくなったものである。』

金曜の午後からはもうみんな仕事をしていない(土日に向けて大移動している)とか、
1ヶ月ある夏休み中は、全く対応してもらえないとか(休日手当が出るの素敵)。

仕事よりも家族!プライベート!なお国柄(は羨ましくもある)に、揉まれ、奮闘する芹澤さんの姿に共感。

日本で働いていた人にとっては、信じられない価値観ばかり。


『我が家の夫はそれこそ絵に描いたような「家事にも育児にも積極的なフィンランド人男性」であり、それを日本の友人に言うと「さすが男女平等の国だね!」と感心されるけれど、男女平等であるからこそ女性もしっかりと仕事をし、家事育児をこなし、発言権を持ち、その状態が離婚率をぐいぐいあげているのがフィンランドの現実である。』

離婚率の高いフィンランドの話には驚きました。

実に、7割以上だそうで、離婚せずに長続きしている夫婦の方が少ないのだとか。

さらに、浮気だ、DVだ、といった直接的な原因がなくても、「好きじゃなくなったから離婚する」という意見がまかり通っているそうで。

子どもが小さくても離婚を躊躇わないところは、親であったとしても『個を重んじる国』なのだと思わされました。


全く日が登らない季節にかかる、冬季鬱は恐ろしいけれど、「いくらが安くて、納豆の方が高級食材」という環境は、少し羨ましいなあと思ったり。

ああでも毎日納豆が食べられなくなるのは辛いかも。


ライ麦パンのレシピがとてもお手軽でおいしそうだったので、今度やってみたいと思います!


紋佳🐻

読書