『汚れた手をそこで拭かない』


第164回直木賞候補作!

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、
認知症の妻を傷つけたくない夫、
元不倫相手を見返したい料理研究家・・・

始まりは、ささやかな秘密。

気付かぬうちにじわりじわりと「お金」の魔の手はやってきて、見逃したはずの小さな綻びは、彼ら自身を絡め取り、蝕んでいく。

取り扱い注意!

研ぎ澄まされたミステリ5篇からなる、傑作独立短編集。


後味の悪い短編が盛りだくさん!良き。

イヤミス好きには堪りません。


初めは衝動的についてしまった些細な嘘が、やがて取り返しのつかない程に大事になっていく・・・

手に汗握るハラハラ感。

なるほど、帯に書かれた『もうやめて』の意味がよく分かりました。


芦沢さん、あまり読めていないのですが、こちらを機に、読破したいきもちでいっぱいです。


紋佳🐻

読書