『老舗書店「有隣堂」が作るYouTubeの世界』


神奈川県を中心に展開する明治42(1909)年創業の老舗書店「有隣堂」。

そんな有隣堂の企業公式YouTubeチャンネル「有隣堂しか知らない世界」が待望の書籍化!

「有隣堂しか知らない様々な世界を、スタッフが愛を込めてお伝えする」をコンセプトにした同チャンネルは、有隣堂社員や社外ゲストによる熱のこもった商品のプレゼンと、MCであるR.B.ブッコローの「正直すぎる」感想が評判となり、開設約2年半で登録者数20万人を超える人気チャンネルに成長。

「書店なのに本を売る気がなくて心配」

「MCキャラクターが正直すぎて面白い」

「出てくる社員のクセが強すぎる」

などと評されることの多い人気チャンネルはどのようにして生まれたのか。

本書は、その裏側について制作チーム自らが語るビジネス書です。


「接客で心がけていることは」と尋ねられた岡崎弘子さんの回答が素敵。

『むしろ私のほうが、お客さまのことが気になるんです。なぜその文房具を買われるんですか?
とか、普段は何を使っていらっしゃるんですか?とか、気になってしまってつい、聞いちゃいます。フレンドリーにしゃべってくださる方と仲良くなって、一緒に文房具を選ばせていただくこともありました。たくさん買われる方に対しては、そんなに買えていいなあ、私も欲しいなあなんて思ったりもしていますね。』

「私も欲しいなあ」・・・が、可愛すぎる。

癒しです。岡崎さん。


ブッコローの初期デザインを考えられた社員・岩岡弥生さんが、そのデザインを小学生のお子さまとそのお友だちと一緒に考えたというのは最高の誕生秘話ですね!

「ふわふわの羽根があるとかわいいね」とか「羽根はレインボーカラーにしよう」とか。

大人にはない発想・アイデア、最高です。


『このヴィレッジヴァンガードさんとの対決は、有隣堂で以前アルバイトしていた女性がヴィレヴァンに就職したことがきっかけでした。彼女は岡崎と親しく、退職後も有隣堂のYouTubeを見ていて会社で話題にしてくれたのだそうです。するとヴィレッジヴァンガードの社内でも評判になったようで、面白がりの彼女が企画を提案してくれたのです。』

元アルバイトの方から、ヴィレヴァン企画って誕生していたのですね!

社員を中心に、外部からの持ち込み企画もありつつ、コラボ企画ももともとの繋がりから生まれていたのだと知り驚きました。


初期のトライアル期間、別の動画制作会社とともにがんばったものの成果もてごたえもなかった3ヶ月。

けれどそこでへこたれずに、もう一度立ち上がったところが素晴らしい。

ハヤシPとタッグを組んでリニューアルしてからの動画は、5年前のものも最近のものもクオリティに差を感じさせません。

それだけずっと求めているものがブレていない、熱量がキープされているということですね。

これからも応援しております。

事務所のある恵比寿に、有隣堂があって幸せです。

御書印やってくれないかしら(←ずっとほしがっている)。


紋佳🐻

読書