エレナフィナーレ回、初放送を観終えて。


エレナフィナーレ回を見終え、エンディングが流れ始めると、私の大きなため息とともに、妹や母が拍手をしてくれたのが印象的だった夜。

鳥さん(夫)の誕生日に便乗して、最終回を観た後にふさわしく、みんなでケーキを食べました。


エレナが16歳から20歳になるまでの4年間、
私たちキャストが作品と関わらせていただいた時間もまた4年間。

キャラクターと一緒に年月を過ごせただなんて、こんな贅沢な役とのお付き合い、なかなか出来ません。


初めは気づいていませんでした。エレナの世界が「現実世界と共に進んでいる」なんて。

でも、「1年でいろいろ学んできたでしょ?」という台詞や、2回目のナビダー(クリスマス)だとかに、確実に月日が流れていることがわかってきて。

時間と共に成長するエレナが、頼もしくもあり、寂しくもありました。
物語のラストが訪れる予感が、どんどん強くなっていって。


エレナと一緒に試行錯誤した4年間の中で、結婚して、出産して・・・私にも、さまざまな「試練」がありました。

けれど、常に前向きで成長していくエレナを近くで感じながら、私もたくさん、学ばせてもらいました。

ひとを愛すること、努力を惜しまないこと、自分のきもちに素直になること、・・・誰かをゆるすこと。

決して器用ではないけれど、まっすぐに突っ走るあなたがだいすき。

ありがとう、エレナ。



コロナの影響で、スタジオ内は最大3人という制限付きの収録がスタンダードに。

最終回には、いままでのキャラクターが総出演していながら、みなさまにお会いしたいという願いは叶いませんでした。

それでも、耳に届いてくる原音(英語)が、もはや日本語で聞こえてくるくらい、私たちが過ごした4年間はしっかり、そこにありました。

スタジオで、マイク前に立った時、となりに皆さんがいらっしゃったような、そんな気がしたくらい。

収録でも会えず、打ち上げもできず、寂しいきもちもあったけれど、

作品の中で、確かに皆さんとアバロー王国でお会いできたと思っています。


映像作品は、いつ誰のもとに届くかわからない。

私自身、10年も20年も昔の作品に感動することなんて、日常茶飯事。

エレナの冒険は一度ここで終わるけれど、これから先も、どこかの、誰かに、届き続けることを願って。



女王になってから、いそがしく過ごしていますか?

いまは想像することしかできないけど、

私の中でも、ずっとあなたは生き続けます。

これからも、だいすきよ。


紋佳🐻