『夏への扉』


これが1979年に出版されたとはおよそ信じ難い(それこそ筆者こそが時間旅行を通じて、21世紀を見てから戻り、この小説を書いたんじゃないかというくらいの)傑作だというのが、震えるほど感じられる作品でした。

多くの著名人もおすすめしている1冊で気になっていたのですが、たしかに、爆笑問題の太田さんが好きそうな作品でした(もちろん良い意味で)


ミステリ好きとしては、中盤あたりでだいたい結末は分かってしまったけど、

伏線の回収劇や、SFならではの辻褄合わせなどに抜かりがなく、

本当によく出来た作品でした。


猫好きさんに読んでほしい1冊。



紋佳🐻

読書