『ホテル・ピーベリー』


しらたまが少しずつ回復してくれて、

ようやく本を読む心の余裕が出てきて、本日はこちらを読了。


ラスト10頁に描かれた怒涛の伏線回収劇が素晴らしい、良質なミステリーでした。

ハワイにある小さなホテル、ピーベリー。

旅人たちが和やかに交流していたはすが、1人、また1人と亡くなっていき・・・

伏線の描き方がまた巧い!

「よく分からないけど嫌な感じ」がずっと拭えないまま、

『えっ、もう残りのページほとんどないけど!?』と、そわそわさせられ、迎える終盤。


焦らしておいて、最後はさくっと劇的に締めるのが、まったく私好み。

呆気にとられたまま、すぱん!と物語の幕が降りるのたまりません。


そんな、読みやすさ、爽快感抜群の作品でした。


衝撃的な偶然だったのですが、

先日読了していた『夏への扉』が、かなり登場します。

読んでいてよかった!!

読んだことのある人の方が断然、物語の空気感を感じられると思うので、先に『夏への扉』を、読まれることをおすすめします(*´v`*)و



紋佳🐻

読書