『鍵のない夢を見る』


普通の町に生きるありふれた人々にふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる5篇。

望むことは、罪ですか?
彼氏が欲しい、結婚したい、ママになりたい、普通に幸せになりたい。

そんな願いが転落を呼び込む。

ささやかな夢を叶える鍵を求めて5人の女は岐路に立たされる。
待望の最新短篇集。


以前、辻村深月さんの本を3冊ほど拝読したときに、
児童、生徒のいじめ問題がテーマの小説ばかり読んでいたせいで、

(内容がどれも似たり寄ったりだわ)

という印象があったのですが、
ここまで人間臭かった本は初めてでした。

えっ、こういうのも書かれるんですね!
大好物です!
と、興奮。笑

人間の都合のいいところ、理不尽なところ、面倒なところ・・・
そういう人間臭さいっぱいの一冊でした。


この本はインスタで繋がっている読書好きさんの感想を見て手にしたのですが、

そういう、人と、本とのご縁にしみじみ充たされました。

ありがとうございます!


紋佳🐻

読書