『いまだ悪戦苦闘中』
ベストセラーとなった初のエッセイ集『行きつ戻りつ死ぬまで思案中』の続編。
小説やエッセイで書かれる、日々の生活における不安や苛立ちや疑問が、多くの読者の共感を得ている著者。
パワーアップした垣谷節の炸裂が中高年の琴線に触れまくる!

『マンスプレイニングというのは、「聞いてもいないのに女と見れば解説したがったり、女より男である自分の方が知識があると信じて疑わず、マウントを取りたがる男」のことだけを指す言葉ではない。女性というものはこういうものだと固定観念を押しつけることも含まれる。これも今回は多くて耐え難かった。』
60代にさしかかった垣谷さん。
その観察力・洞察力の鋭さにすっかり感心。
ああだからこの方の作品で生きているこの年代の登場人物たちって様子がリアルなんだわ、と思わされました。
その繊細さのせいで、日本にいても海外に行っても、傷付けられ葛藤させられる姿に、読んでいるこちらの胸が痛くなるほど。
(そんなに悶々としながらも、作品のためと、外界へと出ていくことをやめないプロ根性に感服。)
聡明で繊細な人、という私の中の垣谷さんのイメージのままに。
歳を重ねることで起こりうる身体的・精神的変化について垣谷さん目線で触れることで、自分の加齢に対してもどっしりと構えていられる気がする・・・
そんな心持ちになる一冊です。
紋佳🐻









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