『ソードアート・オンライン8 アーリー・アンド・レイト』


“SAO”中階層で、一人のプレイヤーが殺された。
その殺害現場は、決してHPが減るはずのない“安全圏内”だった。
これはプレイヤー・キルだと仮定するも、その殺害方法に全く見当がつかず…。
奇怪な事件を、キリトとアスナが追う(『圏内事件』)。

“ALO”伝説の聖剣“エクスキャリバー”。
その獲得クエストがついに始まった。
守護するモンスターたちの強さから一度は獲得を諦めていたキリトだったが、これを機に再び争奪戦に本格参戦する。
しかし、このクエストには壮大な裏イベントがあり…(『キャリバー』)。

“SAO”正式稼働初日。
茅場晶彦によるデスゲーム開始の声明を受けた直後。
キリトが決断した、このゲームを生き抜くための最初の一手。
それは、ベータテスト時に攻略経験があるクエストを真っ先にクリアし、初期装備よりも強力な剣を獲得することだった(『はじまりの日』)。


「挑戦してみたかったから」と川原さんがおっしゃっているように、今回は珍しいミステリ仕様。

ミステリ好きですが、面白かったです。
(そんな卑屈にならないでください!)
と、あとがきを読んで思いました(笑)


『キャリバー』は川原さんの本領発揮!という感じ。

よくまあ同じ場所に同世代の女の子たちが集まって―しかも全員が主人公に好意を寄せているにもかかわらず―ひとりとして没個性せず、よくある男性向けハーレム作品にならず、きちんと冒険物語に仕立てられますこと、、!!

だからSAO好きですよ。


そしてここへきてようやく、
(クラインって愛すべきキャラだな・・・)
と彼のポジションのおいしさに気がつきました。

いやいままでも描かれていたんだけど・・・
たぶん彼のボケに対して、ツッコミをちゃんとしてくれる人たちが現れたからでしょうね。

ほらキリトは、流すから(笑)


紋佳🐻

読書