『女という生きもの』


15年ぶりの同窓会。
わたし以外は、全員、お母さん。

だけど、その顔は取り外すことができて、外してしまえば、ひとりひとりが40代になった女の人たち。

誰にだって自分の人生があり、ただひとりの「わたし」である。


「あなたお子さんは?」
「いないです」
「そう・・・・・・」
わたしに子どもがないことに、悲しそうな顔をしたおばあさん
きっと、
おばあさんの人生は、子どもがいて幸せだったんだろう
なんか、よかった

もう
友達と会って
しなくなったなぁ
「恋」の話

―――

ミリさんのエッセイを読んでいるとこころからリラックスできる。

辛いことや厳しいことも、ふんわり、うすくてあまい卵焼きに包んでくれるような、そんな温もりがあるからだと思う。


あるある、と共感できる話を、押し付けるでもなく、そっと目の前に置いてくれて、
手を伸ばせばその手を握ってくれるような。

だいすき。


紋佳🐻

読書