『「日本」が世界で畏れられる理由』


「いろんな角度から情報を得なければ。」

そう思って、この本を読み進めているところに、池上彰さん殺害予告の犯人が捕まりました。


『文系のくせに数学で大学に入ったほど歴史が大嫌いだった私』に、歴史への興味を持たせてくれた池上彰さんが、私は大好きです。

でも確かに、『全ての立場のひとの意見を伝えることはむずかしい』のかもしれません。

『中立という立場はない』

それが私の最近の感覚。

(羽鳥慎一さんはがんばっていると思います!だから好き!)


だから池上さんのこと、いまでも尊敬してますし、好きです(*^^*)わかりやすいし。




実は以前、政治の話になって、お互い気まずい思いをして(私だけが気まずく感じたのかもしれませんが)、大切な友人をひとり、失ったことがあります。

それがとてもショックだったので、しばらく政治について考えたり、情報を仕入れるのを辞めました。

楽しいことだけ考えて生きていければいいか!と。


でも、『目をそらすのは違うな』と思うようになりました。

当時の私は、知らなすぎました。

その人が、それだけの熱量で私の考え方を否定する「その理由」が、わからなかった。

(だから政治なんて嫌いなんだ!!と、トラウマ再発です。泣)


だから、もっともっと勉強したいと思いました。

いろんな立場の、いろんな角度から見た世界を知りたい、と。


その為には、日本人ジャーナリストの著書だけを読んでいてはいけない!

というわけで、マイケル・ユーさんの著書を。

(日本語で出版されている時点でそもそも・・・な訳ではありますが)


これまで、嫌なことや暗いこと、難しくてよく分からないことからは、すべて、目を背け続けて生きてきた自分が、少しずつ視野を広げようとしている、その挑戦の一端を担ってくれる一冊となりました。


特に、歴史や現状を知る上で、『当事者でない角度からみた感想』を知ることができたのは、私が望む「中立的感覚」を探る上で、かなりのヒントになりました。

読んでよかった。




紋佳🐻

読書