『銃・病原菌・鉄(下) 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎』


世界史の勢力地図は、侵略と淘汰が繰り返されるなかで幾度となく塗り替えられてきた。

歴史の勝者と敗者を分けた要因とは、銃器や金属器技術の有無、農耕収穫物や家畜の種類、運搬・移動手段の差異、情報を伝達し保持する文字の存在など多岐にわたっている。

だが、地域によるその差を生み出した真の要因とは何だったのか。

文系・理系の枠を超えて最新の研究成果を編み上げ、まったく新しい人類史・文明史の視点を提示した知的興奮の書。

ピュリッツァー賞・コスモス国際賞受賞作。
朝日新聞「ゼロ年代の50冊」第1位。


考古学的証拠と、言語学的証拠を照らし合わせながら、民族がどのように移動して、拡散していったかがまとめられている章が多かった下巻。

言語文化学科で言語学を学んだ身として、懐かしかったり、興味深かったり。

とてもたのしみました。


人の移動、入植の流れに対して、「なぜ逆は怒らなかったのか」が、丁寧に解説されていて、

人類文化史とは、起こりうる流れで、人が移動し、争い、支配し、されてきたのだなと納得。


余談ですが、『Audible(オーディブル)』(Amazonの「聴く」読書)でこの本を朗読されているのが、以前お世話になっていた事務所、アクセントの先輩、渡辺克己さんでびっくり。

さすがです・・・こんな重量感のある本を朗読されるなんて(尊敬、、!)


きっと、自分では手に取らなかったこちらの上下巻。

貸してくださったクラリネット吹きのお姉さまに感謝して。


紋佳🐻