『ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。』


挑戦的なタイトルに惹かれて、手に取りました。

中身は、ページごとに、数行のことばが縦書きで書かれているだけの、シンプルなデザイン。

毒を含んでいたり、はっとさせられるものだったり、きつかわさんの言葉を紡ぐ世界の広さに驚かされました。


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渡すべきは心であって言葉ではない。

言葉は心の包装紙。

包装紙だけもらって喜ぶ人はいない。


幸福とは、自分のやりたいことと、

誰かの必要性が一体化すること。


社会に「出る」ことが、

会社に「入る」ことであるというのは、

おかしいと思わないか。

表に出ろ。


待つのに慣れることはない。

慣れるとは、待つのを止めることだから。


頭の良い人は、より頭の良い人に騙される。


朝起きて、いろんな選択肢がある日は幸福だ。


勇気のある人は普通でいられる。

思い切ったことをする人は、みんな臆病者だ。


死ぬ時は「おぎゃー」と叫んで死にたい。


人を好きになることが最強のエンターティメントだ。



紋佳🐻

読書