『ソードアート・オンライン17 アリシゼーション・アウェイクニング』
“光の巫女”アリス。
闇の軍勢すべてを犠牲にしてでも、我が手中に収める。
“最終負荷実験”二日目。
整合騎士による命がけの奮闘により劣勢になったダークテリトリー軍は、卑劣な手段で反抗を開始する。
アンダーワールドを外部から観測していた米軍傭兵・クリッターが、現実世界の人間たちを最終決戦に投入したのだ。
その“本格派VRMMOゲームのベータテスター”は、五万人を超えた。
闇の軍勢の増援に、絶体絶命となる人界軍。アスナ一人では到底太刀打ちできなかった。
そこに、アンダーワールドで言い伝えられてきた創世の神々が舞い降りる。
白く輝く太陽神ソルスと、優しく暖かい地母神テラリア。
その二柱は、シノンとリーファの姿をしており・・・。
読んでいて辛い・・・辛い展開ばかり。
これまでのSAOは、個が個の信念のもとに闘ってきたけど、今回のお話はもはや戦争。
自分の意志の届かない範囲で世界が動かされ、誤解を誤解と正せぬまま、ただ闘うことしかできず。
同時進行で何ヶ所もの場面が描かれていて、せわしないのですが、そのテンポ感も焦燥感を掻き立てられる効果を生んでいていいですね。
見知ったキャラクターたちがボロボロになっていく姿は見るに耐えられず。
しかもこのシリーズの舞台は「痛みを感じる」世界なのがとても辛い。
ようやく次の巻から好転しそう・・・な雰囲気だから早く読みたいです!
紋佳🐻
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