『わたしのひとり暮らし手帖』


家賃はあるし、食費や光熱費もかかる。

でも、時間と空間がぜーんぶ自分のものになるのは、うれしい!

いま、ひとり暮らしをしている人はもっと楽しく、

これからの人は、早くひとり暮らしがしたくなる本。


不動産屋さんの選び方から、自炊の話、防犯対策、節約術などなど、ひとり暮らしをしている時に読んでいたら、とっても役に立ったに違いない一冊。


『昔なら、引っ越してきたとき両隣と上、下くらいには挨拶をしたのだろうが、私たちのケースは微妙で、周りにまだどんな人が住んでいるかもわからないうち、女性のひとり暮らしであるのを宣伝するようなことになっても、防犯上よろしくない。特に単身者用の住まいでは。』

なるほど・・・なんの迷いもなくご挨拶まわりをしていた自分を省みました。

確かに、ご挨拶に行ったら男性が出てきた、というケースもあったっけ。(いい人でよかった)


2年住んだ学生会館は管理人さんが住み込みでいらして、自分の部屋までのドアは、数えれば3重でした。

でもその後住んだ吉祥寺、中野の家は、自分の部屋のドアまでなんの障害もなく、誰でもすんなり入れるアパートで。(オートロックなど不要!と思っていました)

夜道が暗い(街灯が少ない)のも、一切恐いと思わなかったので、暗い路地を通るような場所もあったし、なんなら真夜中にウォーキングもしていて。

・・・何の事件にも遭わなかったのは、運が良かったとしか、言いようがありませんね。


いまとなっては、ひとり暮らしをしたいとは思わないほど、家族で過ごす暮らしがたのしい。

ひとり暮らしは、経済的、防犯対策的、健康管理的、社会的信用的、老後的な心配がたくさんあるだろうけれど、

そんな心配とどう向き合うか、についても書かれていて、 とても勉強になりました。


紋佳🐻

読書