『英国王立園芸協会とたのしむ 植物のふしぎ』


タネと花、虫たちとの関係、地中の世界、めぐる季節と天気・・・

世界指折りのイギリス人庭師が、130の問いと答えを通して植物たちの姿をそっと教えます。

見なれた草花のある風景が、ひみつの花園に見えてくるかもしれません。


青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』の中に登場した本。

気になって、手にしました。


Q&Aで進んでいくので、とても取っつきやすい。

「ハーブはどうしていい香りがするの?」

「どこまでが低木でどこからが高木?」

「植物に話しかけるとほんとうによく育つの?」

「ピーマンの実のなかの空気と外の空気は同じ?」

「夜になると花が閉じるのはどうして?」

「どうして野菜は霜に当たるとおいしくなるの?」

・・・などなど。

面白い実験結果や、豆知識、初めて知ることや学べることがたくさんありました。


挿絵がたくさん載っているのですが、それがとても繊細で美しくて。

イラストを眺めるだけでも、一見の価値ある一冊です。


ガーデニングの本場、イギリスの常識にも触れることができたりと、とても勉強になりました。

自分がいかに、普段「日本国内の畑・ガーデニングの常識」に囚われているか思い知りました。

植物好き・ガーデナーさんに、全力でお勧めしたい一冊です。


紋佳🐻

読書