『波』2022年1月号


波1月号。


川村元気さんと、角野隼人さんの対談が面白かった。

映画音楽、宗教音楽、ショパンコンクール・・・おふたりの筋の通った、常に先を見据えて成長し続ける生き方、その力強さが対話から滲み出ていて。


北村薫さんの『ゴ』は、その昔サラリーマンが身につけるべき「3つのご」があったというお話。

身につけるべき趣味、「3つのゴ」とは、ゴルフ、囲碁、小唄。

当時のサラリーマンは、社員旅行や宴会で、何かしらの芸をやらなくてはいけない。

そんな時に披露するのが小唄だったんだそう。

昔は宴会の席に三味線を弾ける芸者さんがいて、小唄の伴奏をすぐにしてくれた、とか。

そんな文化があったのかあと、新鮮な驚きの連続でした。


小泉今日子さんと高崎卓馬さんの対談では、その当時のアイドルに付いていた『親衛隊』の存在を初めて詳細に知りました。

事務所に出入りして、本人のスケジュールを自由に確認しては、スタジオの入り時間を確認したり(事務所も公認!)、

車で送り迎えしたり、新幹線に乗るまでボディガードをしたり、時にはお茶会をしたり。

ファンからご本人を守るファン・・・もはや身内ですね。

今では考えられない距離感、活動内容に、終始驚きました。

車の中でふたりきりになって恐くなかったのかと聞かれて、「いざとなったら勝てると思ってたし」って。

今とはまた違った意味で、昔のアイドルは強かったんだなあ、たくましい。


紋佳🐻

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