『大河への道』


2022年公開の映画「大河への道」の原作本。

立川志の輔の新作落語「大河への道」からの文庫書き下ろし。

伊能忠敬亡きあとの測量隊が地図を幕府に上呈するまでを描く悲喜劇の感動作!


とても、とても面白かった!!

伊能忠敬について、細かい雑学をたくさん知ることができます。

中でも、第一次測量のときは、歩幅で測っていた距離を、第二時測量以降は「間縄(けんなわ)」を用いて測量していたという事実には驚きました。
(第一次のときからその道具思いつかなかったのかしら・・・とも!笑)


17年間に及ぶ測量旅行でかかった「幕府負担金額」は現在の11億6,000万円、全国各藩の負担額は318億1,000万円、伊能さん個人の負担が4,940万円だったという金額からは、そのプロジェクトの壮大さが伝わってきます。

お金持ちに婿入りしてよかったですね、忠敬さん。


ラストは泣きました。

読んでよかった!


紋佳🐻

読書