『波』2023年1月号


『波』2023年1月号。


もう2月も終わる・・・!

ということで慌てて読みました。


以前も、作家さんと対談されている、長濱ねるさん。

今回は、ふかわりょうさんと。

この組み合わせ、とてもしっくりきました。

おふたりとも力を抜いて、言葉のキャッチボールをしている様子。

ふかわさんのボールの投げ方、受け取り方が上手なのと、おふたりの波長が合うからですね。

『何事も考えすぎてしまう私の癖は、集団行動では結構厄介でした。
例えば、楽屋でメンバーと一緒だけど一人になりたい時、それこそイヤホンをしたら「話しかけないで」ってアピールしているみたいでちょっと感じが悪いから、本を読むことにしていました。
読書ならば、ゆるやかに、柔らかく、周りと距離を取ることができるから・・・。』

考えすぎてしまう、気を遣いすぎてしまう、そんなふかわさんと長濱さんの共通点。

「完全にこちら側の人間ですね」とふかわさんに言わせるほどのエピソードの数々・・・長濱さんの印象が、私も変わりました。


銀シャリ橋本さんの、「集中するために喫茶店に行ったけど、他人が気になってそれどころではなかった」話、とても分かる。

貧乏ゆすり、ペンのカチカチ、鼻を啜る音・・・
一度気になると私も気になって仕方がなくなるタイプ。

苛苛とした心情を、ユーモラスに描いていて、共感しつつも、自分のことさえも客観的に笑い飛ばせたような爽快感がありました。


紋佳🐻

読書