『よかん日和』


味噌を手作りしてみたり、土鍋でご飯を炊いてみたり。
「丁寧に暮らしたい・・・けど、なんか違う?」イモトさんの暮らしを綴りました。

気取りきれない、どこかお茶目でクスッと笑えるエッセイは、まさに等身大のイモトさん。

累計6万3000部を発行したエッセイ『棚からつぶ貝』から3年。
結婚とほぼ同時期にコロナ禍になり、海外ロケもストップ。
窮屈な生活の中で、どうにかワクワクドキドキできる場所を作りたい。
そうしてはじまったのが、イモトさん自らが編集長を務めるウェブマガジン「よかん日和」。

「明日なにか良いことがあるかも。
この道具を使ったら楽しいかも。
こんな人にあったら素敵になるかも。
そんなわたしなりの『よかん』を集めてみました」(書籍より)

ウェブマガジン「よかん日和」に加筆を経て書籍化した今作には、彼女が出会った「ステキな人のこと」、大好きな「物のこと」、そして「子育てのこと」などなどを収録。

イモトさん憧れの人気YouTuber・OKUDAIRA BASEさんとの対談も掲載し、盛りだくさんの一冊に。

変わっていく暮らしの形と、変わらないイモトさんのまっすぐな人柄に、胸を打たれること間違いなし。


YouTubeで、イモトさんの「本棚紹介動画」や、「お気に入りのキッチン道具紹介動画」などを拝見していて、その人柄と感性が素敵だなあと思っていたので、エッセイも読んでみたい!と手に取りました。


お子さまの観察エッセイも素敵で。

『とくにお気に召したのは、アマゾンエリアのピラルクという世界最大の淡水魚。
さすがである。(略)
1年前は手を見て一日過ごしていたのが、今は数十メートル先にまで広がっている。
いつかは地球の裏側くらいまで広がっていって、実際にアマゾンでピラルクを釣り上げているかもしれない。
それでも母は、「わたしも釣ったことあるし」とマウントをとっているかもしれない。』

こんなお母さん、最強すぎる。


丁寧な暮らしに憧れつつも、子育てで一度諦め、また再開して・・・

等身大のイモトさんが、そこに暮らしていました。


前作、まだ未読なので読みます!

あと、対談されていた奥平さんの書籍も。


紋佳🐻

読書