『哲学人生問答 17歳の特別教室』


「いじってくる相手との距離の取り方がわかりません」
「給料とやりがい、どちらで仕事を選べば幸福になれますか」
「ありのままの自分を受け入れられません」
「嫌いな人との付き合いが避けられない時、どうしたらいいでしょうか」
「自殺しようとしている人を止めるのは善でしょうか、悪でしょうか」

現役高校生と哲学者が熱くたたかわせた、本気の人生問答。

「生きていくこと」「幸福になること」についての高校く生からの人生相談に、哲学者の岸見一郎さんが先人の知恵を生かして真摯に答えます。

大人前夜のきみたちへ。

学校では教えてくれない本物の知恵を伝える白熱授業。

「17歳の特別教室」シリーズ第4弾。


『嫌われる勇気』の著者である哲学者・岸見一郎さんが、母校である洛南高校で講演をされたときの内容がまとめられた一冊。


高校生と岸見さんのQ&Aで進んでいくのですが、高校生ならではの話題(進路・友人家族関係・哲学的な質問など)に、心を込めて答えていく岸見さんのアンサーは、大人にも響くものばかり。

『私がここでいいたいのは、「普通であればいい」ということです。
特別よくなくても、むろん特別悪くなくてもいいのです。
「普通である」ということは、「平凡である」という意味ではありません。「ありのままの自分でいる」という意味です。』

高校生にもわかるように、またご自身の経験をもとにされたお話は、読んでいて共感しやすく、読みやすかったです。


『嫌われる勇気』を読まれた方はぜひこちらも!


紋佳🐻

読書