『遊園地ぐるぐるめ』
田中さんの作品を見て、小説を書きました。
―青山美智子
青山さんの小説を読んで、作品を作りました。
―田中達也
今まで見たことのない!
最高に幸せなコラボレーション連作短編小説。
青山美智子さん作品の装丁を、数多く手掛けている田中達也さんのアート作品。
今回は「田中さんの作品を見て青山さんが物語を執筆し、その物語を読んで田中さんがさらにアートを作成する」という、楽しさに満ちた小説です。

青山美智子さんといえば、田中達也さん。
数々の名作の表紙に、青山さんの世界をつくられてきた田中さん。
なんとこちらは、各短編ごと、冒頭とラスト、2枚ずつミニチュア作品の写真が。贅沢。
物語の中身ももちろん最高です。
青山さんの十八番、「リンク短編集」。
各短編が独立しながらも、登場人物や場所、出来事が交差していくのですが、なんと田中さんの作品(写真)でも、登場人物たちのリンクが!
何度も戻って確認したくなる、そんなしかけにときめきました。
『ぐるぐるしているものにはそれが存在しやすいの。
たとえば、ココアを練るスプーンや、神社の大木の周りを回る猫、地下に続く螺旋階段、人々を運ぶバスのタイヤ、抹茶を点てる茶筅・・・』
きゃー!
青山美智子さんファンはもれなく発狂するであろうこのくだり。
歴代の作品を想起させる内容に、大興奮いたしました。
こんなところでも、リンクさせてくださるなんて。
ファンを喜ばせる達人です。本当に。
物語を読み終える度に、登場人物はどこにいるのかミニチュア作品の写真を見返したくなる、そんな楽しみ方もできる作品。
紋佳🐻









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