『植物たちのフシギすぎる進化』
サッカーの攻撃の戦術や、回転寿司屋さんが考えた効率化、同じようなことを、すでに植物たちがやっていた?
植物たちが生き残りをかけて進化してきた過程を追いかけると、「強さ」の基準や勝負の方法は無限にあることが見えてくれる。
勇気づけられる、植物たちの話。

当たり前に存在する植物たちの進化の過程を改めて学ぶことが、こんなに楽しいなんて!
「双子葉類」から「単子葉類」へと進化していったおかげで、「木」から「草」が誕生し、トリケラトプスのような、地面に生える草を食べる恐竜が出現。
だから白亜紀まで(主にジュラ紀)は、巨大な森で木の葉を食べるために首の長い恐竜が多かったという話は目からうろこでした。
植物の進化によって、恐竜も進化していく、ああ面白い。
植物が自分とって都合の良い方法で昆虫を取捨選択し、効率よく花粉を運んでもらえるように進化したかと思えば、昆虫側も適応するように進化していく話もそう。
進化というのは相互作用的に起こるんだなあと感動してしまいました。
『生物は、必要のない「個性」は持ちません。
私たちの性格や特徴に個性があるということは、その個性が人間と言う生物種にとって必要だからです。「他人と違う」ということが、必要だからです。』
遺伝的多様性は、進化の過程でもっともたいせつなことであること、優劣などないことを、学術的でありながら、子どもにもわかるように、やさしい語りで導いてくださる稲垣さん。
大人である自分でも感動しました。
いつか我が子が個性について悩むことがあったなら、この本もおすすめしてあげたい。
ふとタイトルに惹かれて手にしたこちらの作品でしたが、とてもたいせつな出会いとなりました。
紋佳🐻









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