『一次元の挿し木』
2025年第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作!
ヒマラヤ山中で発掘された二百年前の人骨。
大学院で遺伝学を学ぶ悠がDNA鑑定にかけると、四年前に失踪した妹のものと一致した。
不可解な鑑定結果から担当教授の石見崎に相談しようとするも、石見崎は何者かに殺害される。
古人骨を発掘した調査員も襲われ、研究室からは古人骨が盗まれた。
悠は妹の生死と、古人骨のDNAの真相を突き止めるべく動き出し、予測もつかない大きな企みに巻き込まれていく―

買ったまま積んであった本でしたが、ようやく拝読しました。
デビュー作とは思えない良質なミステリでした。
遺伝子の話だったり、考古学の話だったり・・・
これを半年の勉強で書き上げてしまう松下さん、天才では。
知的欲求も充たされる作品でした。
うすうすタネは分かるような(タイトルからしてヒント)展開ではあったものの、終盤にかけての命をかけた逃走劇はホラー好きさんにも効果は抜群そう。
「ちゃぽん」が、恐ろしすぎた。
『現在は茨城県土浦市で、国内外の火力発電所・製鉄所向け高圧ポンプの設計・技術提案に携わっている。(略)
数年前まで、小説家になりたいと思ったことはなかったという。海外MBAを取得するため日夜勉強に励んでいたところ、コロナ禍で留学の目処が立たなくなったことから、学費稼ぎのために小説を書き始めたのだそうだ。』
ふらりと立ち寄った牛久市のバーで、本好きのマスターさんとこの作品の話で盛り上がり、どうやら作者さんは茨城に住んでいるらしいとは聞いていたのだけれど。
解説を読み、やはりそうだったのか!いやだとしたら茨城の書店員さん、もっとPOPつけたり盛り上げませんか!?
(龍ケ崎の蔦屋書店で購入したけど、そういった情報は皆無だった)
出身地ではないにしろ、茨城にゆかりのある作者だという情報もあると、地元の本好きだったら応援したくなるのでは!と思う私です。
紋佳🐻









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