『母の友 「生きる」を探しに』(最終号)


「母の友」、いよいよ、72年で最後の号です。
特集は「『生きる』を探しに」。

「生きる」は「母の友」創刊時からのテーマだったと初代編集長、松居直(1926~2022)が語っていました。それはなぜ?
そして今の時代において、「生きる」とは?

童話欄は、小風さちさんによる『森の本屋』。

紙版巻末付録は小西英子さんの絵本『ケーキ』カレンダーです。


いつか買って読んでみたいと思いながら、どこかで、(私は「母」という単色で塗られた人間ではない。「母」も含んだグラデーションで彩られた人間なのだ)という自惚れがあって、購入に踏み切れなかった「母の友」。

まさか廃刊になるなんてと、衝撃がはしるほどの歴史ある雑誌です。

絵本専門店「知恵の木の実」さんで最終号を見つけ、衝動買いしたまま未読でしたが、軽くて嵩張らないので、サブ本として常に鞄に入れておき、ちまちま読み進めておりました。


まず、「母に向けての雑誌」という偏見は、半分正解で、半分不正解。

「母」というカテゴリー以上に、人として、生きるものとして健やかに成長していくためにひつようなものを考えるきっかけをくれる雑誌でした。

ああ、もっと早くから手にしておくんだった。

後悔で胸がいっぱいになりました。


最終号ということで、さまざまな方の愛が本当に詰め込まれていて。

「最後に言いたい!これだけはおすすめさせて」と言わんばかりの、絵本や書籍のおすすめ一覧には胸が踊りました。

少しずつリストから、拝読していこうと思います。

それが、私なりの「母の友」への惜別。


紋佳🐻

読書