『考察する若者たち』
なぜ映画を観たあとすぐに考察動画を見たくなるのか?
映画やドラマ、漫画の解釈を解説する考察記事・動画が流行している。
昭和・平成の時代はエンタメ作品が「批評」されたが、令和のいまは解釈の“正解”を当てにいく「考察」が人気だ。
その変化の背景には、若者を中心に、ただ作品を楽しむだけではなく、考察して“答え”を得ることで「報われたい」という思考がある。
30万部超『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』著者が、令和日本の深層を読み解く!

『考察には「正解」がある=報われるゴールがある
批評には「正解」がない=報われるゴールがない』
とまとめた上で、
『私は「批判の時代」を生きてきた人間の一人である。なんせ肩書きは文芸評論家である。批評が好きで、この世界に入ってきたのだ。他人の感想を読むのが大好きだ。作者の正解なんてくそどうでもいい。』
「くそどうでもいい」のパンチの効き方、最高です。
「第1章 批評から考察へ」
「第2章 萌えから推しへ」
「第3章 ループものから転生ものへ」
「第4章 自己啓発から陰謀論へ」
「第5章 やりがいから成長へ」
どの章にも共通して言えるのが、「報われたい」という考え方。
なにかしらの作品に触れるときに、「批評」ではなく「考察」を気にしてしまう風潮に『自分の感想に自信が持てない』と記しているところには、ハッとさせられました。
なにを聞いても、相談しても、「最適解」を導いてしまうAIはこれからもどんどん私たちの人生に深く関わってくるのでしょう。
そんなときに、間違っていてもいいから、自信がなくてもいいから、「自分なりの答え」をたいせつにしたい。
改めてそう思わされました。
そんな時代に生まれた子どもたちにも、伝えていきたい。
紋佳🐻









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