『羊と鋼の森』


2016年に第13回本屋大賞を受賞したこちらの作品。

ピアノ調律師の青年の成長が、ピアノのうつくしい音色とともに、繊細に描かれていて、静かな感動にこころが震えました。


ピアニスト目線の小説はいろいろと読んだことがありますが、調律師さんから見たピアノ、ピアニストの世界はとても興味深かったです。

家庭用のピアノの調律と、コンサートホールのピアノの調律のちがいなどにも感心。


我が家のピアノをたいせつに弾いてあげなきゃ、と、ひさしぶりに黒い蓋を持ち上げたくらいには感動する作品でした。


調律師の方々が、いかにピアノを愛しているか・・・。

今年もお願いする予定の調律師さん(おじいさま)をお迎えするきもちが、すっかり変わりそうです。

#羊と鋼の森

#宮下奈都



紋佳🐻

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