『太陽の庭』


一般人にはその存在を決して知られることなく、政財界からは「神」と崇め奉られている、永代院。

屋敷内では、跡目と寵愛を巡る争いが絶えず、子供たちは常に死と隣り合わせの生を生きている。

愛と自由を知らない「神の子供たち」が「最後の日」に見るのは、神の祝福か、それとも警鐘か―。

宮木あや子が描く、現代の“宮中小説”。

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『帝国の女』で一読惚れした、宮木あや子さんの作品。


設定や人物関係がやや複雑なのですが、それを感じさせない構成で、やはり実力のある方だなあと感心。


官能的な部分も文学的に描かれていて、とても素敵でした。

#太陽の庭

#宮木あや子



紋佳🐻

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