『逆ソクラテス』


敵は、先入観。
世界をひっくり返せ!

伊坂幸太郎史上、最高の読後感。
デビュー20年目の真っ向勝負!

逆転劇なるか!?
カンニングから始まったその作戦は、クラスメイトを巻き込み、思いもよらぬ結末を迎える――「逆ソクラテス」

足の速さだけが正義……ではない?
運動音痴の少年は、運動会のリレー選手にくじ引きで選ばれてしまうが――「スロウではない」

最後のミニバス大会。五人は、あと一歩のところで、“敵”に負けてしまった。アンハッピー。
でも、戦いはまだ続いているかも――「アンスポーツマンライク」

ほか、「非オプティマス」「逆ワシントン」―書き下ろしを含む、無上の短編全5編を収録。


伊坂さんの本を読むのは6冊目・・・かな。(たぶん)

今回は「小学校」を舞台にした短編集。

どの作品もラストにはあっと驚く、ぐっとくる仕掛けがあり、その感動的な爽快感が伊坂さんらしくてとても良かったです。

短編それぞれの、タイトルの付け方も『らしい』ですね。

小学校という舞台をうまく使った人間模様、面白かった。


ひさしぶりに誰かに猛烈におすすめしたい一冊に出会いました。


紋佳🐻

読書