『前進する日もしない日も』


着付け教室に通ったり、旅行に出かけたり、引っ越ししたり。

仕事もお金も人間関係も自分なりにやりくりできるようになった30代後半から40歳にかけての日々。

完全に「大人」のエリアに踏み入れたけれど、それでも時に泣きたくなることもあれば、怒りに震える日だってある。

悲喜交々を、きらりと光る言葉で丁寧に描く共感度一二〇%のエッセイ集。

だいすきな益田ミリさんのエッセイ集。

「すーちゃん」シリーズなどの物語シリーズにくらべて、エッセイは、ミリさんの等身大がそのまま綴られているので、共感度もさらにアップ。


『清書の仕事を終え、今度は夕暮れの街をひとりで散歩に出る。ポケットに千円札を1枚入れて。とてもいい気分だった。晴れやかだった。そして文庫本を1冊買い、白と黄色のフリージアを買って家に帰った。』

そんなミリさんの日常にあこがれる、わたし。


#前進する日もしない日も

#益田ミリ



紋佳🐻

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